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論文

Using LiF crystals for high-performance neutron imaging with micron-scale resolution

Faenov, A.*; 松林 政仁; Pikuz, T.*; 福田 祐仁; 神門 正城; 安田 良; 飯倉 寛; 野島 健大; 酒井 卓郎; 塩澤 方浩*; et al.

High Power Laser Science and Engineering, 3, p.e27_1 - e27_9, 2015/10

 被引用回数:10 パーセンタイル:49.47(Optics)

This paper describes an overview of our recent discovery - clear demonstration that LiF crystals can be efficiently used as a high-performance neutron imaging detector based on optically stimulated luminescence of color centers generated by neutron irradiation. It is shown that the neutron images we have obtained are almost free from granular noise, have a spatial resolution of 5.4 $$mu$$m and a linear response with a dynamic range of at least 10$$^{3}$$. The high contrast and good sensitivity of LiF crystals allow us to distinguish two holes with less than 2% transmittance difference. We propose to use such detectors in areas where high spatial resolution with high image gradation resolution is needed, including diagnostics of different plasma sources such as laser and z-pinch produced plasmas.

論文

Strong anti-stokes luminescence from H$$^{+}$$-irradiated diamond

Xu, Y.; 楢本 洋; 鳴海 一雅; 宮下 喜好*; 神谷 富裕; 酒井 卓郎

Applied Physics Letters, 83(10), p.1968 - 1970, 2003/09

 被引用回数:6 パーセンタイル:28.14(Physics, Applied)

超高純度人工ダイヤモンド結晶の断面に、マイクロビーム(H$$^{+}$$)を走査して、照射量が大きく異なる直方体状の照射スポットを多数形成した。さらに、圧電駆動型の試料ステージを有する共焦点型顕微ラマン分光器上で、断面からの距離の(深さ)関数として、発光強度を測定して、格子間原子型3H色中心のクラスター量が2-3個のC原子であることと、これを高密度に形成する条件を見いだした。その結果、この3H色中心が、多光子励起ではなく、格子振動と強く相互作用した励起に基づく、アンチストークス発光をもたらすことを、実験的に検証することに成功した。

論文

Chraracterization of iron hydroxides in a weathered rock surface by visible microspectroscopy

永野 哲志; 磯部 博志*; 中嶋 悟*; 芦崎 翠*

Applied Spectroscopy, 56(5), p.651 - 657, 2002/05

 被引用回数:10 パーセンタイル:50.32(Instruments & Instrumentation)

本報は、風化花崗岩中に微量に存在する鉄酸化物を顕微可視分光法で分析した結果を報告したものである。顕微可視分光計は数十$$mu$$mの微細領域の可視光スペクトルを測定する装置であり、微視的に不均質な花崗岩に適用すれば構成鉱物毎の情報を得ることができる。従来からの拡散反射法により風化花崗岩中には結晶質の針鉄鉱が存在することが示されていたが、本分析法により結晶質相に加え非晶質水酸化鉄も存在していることを明らかにした。また、風化環境下における非晶質水酸化鉄及び針鉄鉱の生成速度を議論するとともに、風化環境下において熱力学的に不安定であり本来速やかに結晶化するはずの非晶質水酸化鉄が、有害元素を取り込んだ場合には長期に亘り安定に存在する可能性を指摘した。

論文

色相計測による遠洋性石灰質堆積物中の有機炭素含有量の推定

中嶋 健*; 川幡 穂高*; 長尾 誠也

地質学雑誌, 104(1), p.64 - 67, 1998/01

本研究では海底堆積物の色相と化学組成との間の関係を明らかにする目的で、太平洋ヘス海膨から採取された石灰質柱状堆積物の乾燥粉末試料の色相計測を行い、明暗を表す色のパラメータと化学組成との比較を行った。その結果、この堆積物の明暗を表す色のパラメータに有機物が影響を及ぼしていると推定された。また、炭酸カルシウムと有機物との混合実験に基づいて、堆積物の色相と有機炭素含有量との間の回帰直線を求め、堆積物の有機炭素含有量を簡単に調べる方法を提案した。この方法を同じヘス海膨の別の柱状堆積物試料に適用してこの方法の妥当性を検証した。

論文

Radiation-induced decoloration and sedimentation of colloidal disperse dyes in water

A.N.M.Bagyo*; 新井 英彦; 宮田 定次郎

Applied Radiation and Isotopes, 48(2), p.175 - 181, 1997/00

 被引用回数:17 パーセンタイル:77.46(Chemistry, Inorganic & Nuclear)

水に不溶性の分散染料を含む廃水は、通常の活性汚泥処理法及び放射線照射によっても処理が困難である。そこで、本報告では、放射線照射と沈降処理を組み合わせた方法による処理技術の検討を行った。その結果、照射だけでは、脱色の程度も小さく、また沈澱も生じないが、照射後に、試料水のpHを酸性条件にすると、効率よく分散染料が沈降化し、上澄液はほとんど無色となった。このような沈降化が起こる線量は、分散線量の種類によって異なり、2~8kGyであった。沈降化が起こるメカニズムについても考察した。

論文

The use of color to quantify the effects of pH and temperature on the crystallization kinetics of goethite under highly alkaline conditions

永野 哲志; 中嶋 悟*; 中山 真一; 妹尾 宗明

Clays and Clay Minerals, 42(2), p.226 - 234, 1994/00

 被引用回数:34 パーセンタイル:75.56(Chemistry, Physical)

地下水から放射性核種を共沈・固定する場として、鉄の沈澱・結晶化に関する速度論的研究を沈澱物の色の変化に着眼して行った。褐色の非晶質鉄水酸化物は熟成条件により黄色の針鉄鉱、赤色の赤鉄鉱及びこれらの混合相に結晶化する。肉眼で観察される変色の様子を色彩色差計で測定した値を基にa$$^{ast}$$-b$$^{ast}$$座標系で表記すると、針鉄鉱と赤鉄鉱では異なるパターンを示し、a$$^{ast}$$-b$$^{ast}$$座標上で結晶生成物が識別できることがわかった。針鉄鉱ではb$$^{ast}$$値(黄色度を表す)と結晶化度がよい相関を持つことからb$$^{ast}$$値を基に針鉄鉱の結晶化曲線を作成した。結晶化曲線からこの反応が一次反応であることを推定し反応速度定数を求めた。この定数は熟成温度が高いほど、またpHが高いほど大きな値を示した。反応速度のpH依存性及び温度依存性は針鉄鉱の結晶化に関する従来からのモデル(非晶質鉄水酸化物の溶解、溶解した成分の再沈澱)を支持するものである。

報告書

NSRR可視カプセル実験における燃料発熱色からの温度評価

中村 武彦; 斎藤 伸三; 江森 康文*; 難波 久男*; 吉永 真希夫

JAERI-M 93-068, 37 Pages, 1993/03

JAERI-M-93-068.pdf:3.09MB

NSRRでは、反応度事故及び炉心損傷事故時の燃料挙動を調べる実験が続けられている。その際、燃料被覆管の温度は熱電対により測定されている。しかし、2000Kを超える温度域では、熱電対が破損するために、実験の全過程に渡る被覆管の温度履歴を測定する事が困難であった。この問題に対処するため、可視カプセル実験で得られた燃料棒の過渡挙動の撮影カラーフィルムを使って燃料棒の表面温度を評価する方法を開発した。この方法により、燃料の損傷が起こる高温域での被覆管温度を知り、さらに数点の熱電対からでは知る事の困難な詳細な温度分布を評価する事が出来た。

論文

Decoloration and degradation of azo dye in aqueous solution supersaturated with oxygen by irradiation of high energy electron beams

細野 雅一; 新井 英彦; 藍沢 正樹*; 山本 一郎*; 清水 建*; 杉山 昌*

Applied Radiation and Isotopes, 44(9), p.1199 - 1203, 1993/00

 被引用回数:22 パーセンタイル:86.8(Chemistry, Inorganic & Nuclear)

電子線照射により水中の有機物を効率よく酸化分解させる方法として、予じめ1~3気圧の加圧下で酸素を高濃度に溶解させてから照射する方法をアゾ染料(Acid Red)水溶液を用いて検討した。その結果、溶存酸素濃度を高めると、照射による芳香環の開裂、全有機炭素の減少が効果的に起き、特に3気圧加圧の場合、5~14kGyの照射に必要な酸素が供給されたことが明らかとなった。

論文

Color variations associated with rapid formation of goethite from proto-ferrihydrite at pH 13 and 40$$^{circ}$$C

永野 哲志; 中嶋 悟*; 中山 真一; 長田 和男*; 妹尾 宗明

Clays and Clay Minerals, 40(5), p.600 - 607, 1992/00

 被引用回数:32 パーセンタイル:74.61(Chemistry, Physical)

高レベル廃棄物処分場周辺及び核種の移行経路となる岩石亀裂中には、人工バリア材や含鉄鉱物から溶出した鉄が酸化物・水酸化物として多量に存在する。放射性核種はこれらの鉄化合物に固定されることが期待されるが、その固定能は鉄化合物の種類だけでなく結晶性にも大きく左右される。従って、結晶性を含めた鉄化合物の存在形態を把握することは重要な課題である。本研究はこれらの目的のために固定能の大きいと考えられるゲーサイト(FeOOH)について、結晶化に伴う色の変化を測色法、可視及び赤外分光法等の手法により定量的に調べたものである。

論文

The Factors controlling vertical color variations of North Atlantic Madeira Abyssal Plain sediments

長尾 誠也; 中嶋 悟

Marine Geology, 109, p.83 - 94, 1992/00

 被引用回数:47 パーセンタイル:78.04(Geosciences, Multidisciplinary)

放射性廃棄物の地層処分において、土壌や堆積物中の有機物、鉄、マンガンと放射性核種の相互作用を把握することは重要である。その相互作用の機構を明らかにするためには、それらの土壌中の分布はもちろん、存在形態を把握しなければならない。そこで、分光学的手法で簡単に、非破壊でそれらのパラメーターを測定できる方法の開発を海底堆積物を試料として検討を行なった。簡単な色彩計により海底土の色を測定し、その色と海底土中の有機物、鉄、マンガン、炭酸カルシウム含量と比較した結果、それぞれ正の相関関係が存在した。これは、土壌の化学成分の含量の違いが色に反映されていることを示唆している。また、海底土の鉄は主に水酸化物態で存在している可能性が示唆された。従って本方法は、土壌や堆積物中の有機物、鉄、マンガンの鉛直、水平分布やそれらの存在形態をおさえるには、極めて有効な手段といえる。

論文

A Convenient method of color measurement of marine sediments by colorimeter

長尾 誠也; 中嶋 悟*

Geochemical Journal, 25, p.187 - 197, 1991/00

 被引用回数:12 パーセンタイル:37.19(Geochemistry & Geophysics)

土壌や堆積物の色は、有機物、炭酸カルシウム、鉄、マンガン含量とその依存形態によって支配されているといわれている。従って、土壌や堆積物の色を定量的におさえることにより、土壌での放射性核種の挙動において重要な役割を演ずると考えられてるそれらの物質の鉛直、水平分布を現場で、簡単に把握することができる。そこで、簡単な色彩色差計を用い、土壌や堆積物の色を現場で測定できる方法の開発を試みた。色彩色差計により、海底堆積物の色を水を含んだ状態と乾燥させた状態で測定し、含水率の効果、粒径の効果等について検討を行なった。その結果、水を含んだ状態の海底堆積物の色は、主に水と堆積物固相の化学成分の濃度と存在形態によって支配されていることが明らかとなった。また、本方法の測定精度は8%以下であるため、充分、現場で用いることができる実用的な方法である。

論文

SOR法の並列ベクトル計算

横川 三津夫

日本機械学会論文集,B, 56(524), p.1062 - 1065, 1990/04

逐次過大緩和法(SOR法)は、連立一次方程式を解く反復解法のことつであり、多くのプログラムで使われている。この解法は、ベクトル計算機の出現以降、hyperplane法やred-black法に買き換えられ、計算の高速化がなされた。本報告では、SOR法を並列ベクトル計算するための4-color法について、Alliant FX/8上での数値実験の結果について述べる。また、natural法、red-black法との比較を行い、4-color法の有効性について示す。

論文

Study of colors and degrees of weathering granitic rocks by visible diffuse reflectance spectroscopy

永野 哲志; 中嶋 悟

Geochemical Journal, 23, p.75 - 83, 1989/00

 被引用回数:39 パーセンタイル:70.05(Geochemistry & Geophysics)

風化度の異なる花崗岩質岩石の粉末の色を研究するため、可視域の拡散反射法と色彩色差計を応用した。その結果、FeO(OH)が風化花崗岩の黄色を帯びる原因だと考えられた。このFeO(OH)を拡散反射法によって定量分析した結果、風化の進行に伴い明らかに増加することが分かった。従って、FeO(OH)は風化を示す定量的なパラメータになるであろう。

論文

色彩感覚に依存しない液晶温度計測; 狭帯域フィルター法

功刀 資彰*; 上田 正治*; 秋野 詔夫

日本機械学会論文集,B, 53(485), p.241 - 249, 1987/00

本報告は、液晶の散乱反射光を透過波長帯域の極めて狭い干渉フィルターによって分光し、等波長領域を取り出すことによって、種々の波長に対する等温度場を決定する方法(狭帯域フィルター法)について述べたものである。 その結果、(1)狭帯域フィルター法を画像解析を用いて実用化した,(2)校正実験の結果、本液晶膜については約29$$^{circ}$$C~約34$$^{circ}$$Cの範囲で$$pm$$約0.5$$^{circ}$$C以下の精度でフィルター中心波長とピーク輝度温度の関係が得られた,(3)マイクロカプセル化された液晶スペクトル特性が見出された,(4)等温線決定実験の結果、校正実験で得られた約0.1$$^{circ}$$Cの等温線の分解能がほぼ達成され、視覚では検出できなかった詳細な等温線分布が得られた。熱伝達率分布については視覚による結果と比較して誤差範囲内で一致した。

報告書

原子力分野におけるグラフィック・システム

原子力コード研究委員会

JAERI-M 85-036, 57 Pages, 1985/03

JAERI-M-85-036.pdf:1.28MB

本報告では4種のコンピュータ・グラフィック・システムについて述べた。それらは、(1)カラー動画作成システム、(2)異機種図形端末用標準ソフトウェア・インターフェイス・ライブラリJGSP、(3)原子力発電プラント用2次元図形表示システムGRASYS、(4)コンピュータ利用の図形数式、文章トレース用システムCATSの4種である。上記の(1)は動燃事業団で、(2)~(4)は原研で開発されたものである。このうちのいくつかは未だ開発段階にあるものの、その設計の考え方と手法は、同種ソフトウェアの開発と利用に関心ある研究者、技術者にとって有用であろう。

論文

Calorimetric measurements of stopping power of Al and Ni for $$^{3}$$$$^{5}$$Cl and $$^{1}$$$$^{2}$$C ions

岩瀬 彰宏; 佐々木 茂美; 岩田 忠夫; 仁平 猛*

Journal of the Physical Society of Japan, 54(5), p.1750 - 1756, 1985/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:58.86(Physics, Multidisciplinary)

熱量測定法による阻止能の測定をNi中の$$^{3}$$$$^{5}$$Clイオン,及び$$^{1}$$$$^{2}$$Cイオン,Al中の$$^{3}$$$$^{5}$$Clイオンに対して行った。エネルギ範囲はNi中のClイオンに対して99~180MeV,Ni中のCイオンに対して84~105MeV,Al中のClイオンに対して117~143MeVである。イオンの加速はタンデム加速器を用いて行ったもので、このような高エネルギ域での測定は$$^{3}$$$$^{5}$$Clに対しては本実験が初めてのものである。さらに熱量測定法を重イオンの阻止能測定に用いたのも本実験が初めての試みであり、高エネルギ重イオンの阻止能測定において熱量測定法は、きわめて有力な手段であることを示した。実験結果は、他の実験者による低エネルギでの結果,理論計算等と比較した。第一次ボルン近似によるベーテの表式にZ$$_{1}$$$$^{3}$$項、及びブロッホ項を加えた表式が、実験結果を良く再現できることを示した。

論文

Radiosensitivity of Aspergillus versicolor isolated from animal feeds and destruction of sterigmatocystin by gamma-irradiation

久米 民和; 伊藤 均; 飯塚 廣*; 武久 正昭

Agricultural and Biological Chemistry, 47(5), p.1065 - 1069, 1983/00

飼料から分離されたA.versicolorの分生子の生存曲線は緩衝液中でも乾燥状態でもシグモイド型であった。D$$_{1}$$$$_{0}$$値とInduction doseは、緩衝液中で37および17~18krad、乾燥状態では50~51および25~48kradであった。これらの結果から、A.versicolorの殺菌線量は0.7Mrad以下で十分であることが明らかとなった。他の好浸透圧性糸状菌の放射線感受性もA.versicolorとほぼ同様であった。分離されたA.versicolor3株のうち2株に発ガン性物質であるステリグマトシステンの産生能が認められた。精白米培地上に生産されたステリグマトシスチンの量は、M13株で410$$mu$$g、c132で、280$$mu$$g、MYA-0056で730$$mu$$gであった。しかし、M26株には生産性が認められなかった。ステリグマトシスチンは乾燥状態では放射線に対して安定であり分解を達成するためには52Mradの高線量が必要であった。したがって、ステリグマトシスチンが生産される前に殺菌することが必要である。

論文

市販潤滑油の耐放射線性

中西 博*; 荒川 和夫; 早川 直宏; 町 末男; 八木 徹也*

日本原子力学会誌, 25(3), p.217 - 224, 1983/00

 被引用回数:1 パーセンタイル:22.48(Nuclear Science & Technology)

石油系、エステル系およびフッ素系潤滑油などの15種類の市販潤滑油(基油)について真空中、酸素吹き込み下および空気中静置の三条件で、$$^{6}$$$$^{0}$$Co-$$gamma$$線を1$$times$$10$$^{6}$$rad/hの線量率で最大1000Mradまで室温で照射した。同一条件下で照射した各基油の性状(粘度、全酸価、比重、引火点、色)の変化から耐放射線性を検討した。潤滑油の性状変化は照射条件に依存し、大部分の基油は酸素吹き込み下の照射条件で著しく劣化し、特に全酸価の増加が問題になる。空気中静置照射による劣化は真空中照射に近い挙動を示し、粘度変化が大きい。今回試験した15種類の潤滑油の中では石油系潤滑油および合成炭化水素油が比較的耐放射線性に優れ、エステル系およびフッ素系潤滑油は低線量で著しい劣化を示す。

論文

飼料から分離されたAspergillus versicolorの放射線感受性とステリグマトシスチンの放射線分解

久米 民和; 伊藤 均; 飯塚 廣*; 武久 正昭

食品照射, 18, p.5 - 9, 1983/00

飼料から分離されたA.versicolorの分正子の殺菌曲線は緩衝液中でも乾燥状態でもシグモイド型を示した。D$$_{1}$$$$_{0}$$値とInduction doseは、緩衝液中で37および17~18krad、乾燥状態で50~51および25~48kradであった。これらの結果から、A.versicolorの殺菌線量は0.7Mrad以下で十分であることが明らかとなった。他の好浸透圧性系状菌の放射線感受性もA.versicolorとほぼ同様であった。分離されたA.versicolor3株のつち2株に発ガン性物質であるステリグマトシスチン産生能が認められた。精白米培地上に30$$^{circ}$$C、10日間培養したときのステリグマトシスチン産生量は、標準株MYA-0056株の1/2~1/3程度であった。ステリグマトシスチンは乾燥状態で照射すると線量に比例して分解したが、放射線に対して安定であり完全に分解するためには52Mradの高線量を必要とした。したがってステリグマトシスチンが産生する前に、放射線殺菌することが効果的である。

論文

Paramagnetic centers in neutron-irradiated Li$$_{2}$$O

植田 義文*; 数又 幸生; 西 正任*

Japanese Journal of Applied Physics, 16(10), p.1743 - 1745, 1977/10

 被引用回数:17

酸化リチウム(Li$$_{2}$$O)を中性子照射した結果、3つの常磁性中心(F$$^{+}$$,O$$^{-}$$,H$$^{0}$$)とコロイド中心が、ESRにより、観測された。F$$^{+}$$及びO$$^{-}$$中心は、それぞれ、300$$^{circ}$$C及び65$$^{circ}$$Cで消失する。H$$^{0}$$中心の濃度は、200$$^{circ}$$C以上の熱処理で、増加した。F$$^{+}$$中心の電子密度が、hyperfine構造から求められた。また、powder patternについての、吸収線の型を理論的に求めた。

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